体験談(がん)
がん体験の一部を記載しております。
私はずっと煙草を吸っていましたが、今ではもう吸いません。
なぜもう吸わないのかというと、肺がやられて死にかけ、治療をしたからです。
その時点で周りの大事な人たちに「煙草やめなよ」とは言いませんでした。
それまでの自分が、「煙草やめなよ」と言ってくれる人をなんだか意見の押し付けみたいで
鬱陶しく感じていたからです。自分に対しても自業自得だと思うところもありました。
でも、病院に通院・入院するようになって考えが変わりました。
病院で知り合い、くだらない話をしたり、ゲームボーイを貸してくれる
ようになった友達達がみるみる、
* ガンが脳に転移し、完全におかしな人になった
* 夜の間、痛みに苦しみ、かみ締めた自分の奥歯をすべて砕いてしまった
* 笑わせたら、笑いと共に鼻から血しぶきが変な特撮みたいに1メートル近く吹き上がったりするのを見た。
* もう死にそうな人に「まだ大丈夫」だと言わなければならなかった
* 入院してきた時点で笑い上戸だった人が、二週間で一切笑えなくなった
リアルにこんな感じのことに遭遇すると、自分の心がじょじょに死んでいくような気分になって、
人の自由を尊重するのもどうかなと考えも変わってきました。
旦那のお父さんが肺ガンで死にました。
脳にも転移して痴呆状態になりました。
肩の骨にも転移して骨折した状態になり激痛に襲われました。
腰の骨に転移したせいで下半身が麻痺しました。
おしっこも自分の意思で出なくなりました。
入院してから2ヶ月もたたずに死んでしまいました。
私は以前タバコを吸っていましたが、お父さんのこの姿を見て「禁煙してよかった・・」って思いました。
いまさら禁煙してももう手遅れかもしれませんけどね・・・。
私の叔父は、一日に3箱タバコを吸う人でしたが、
肺ガンで亡くなりました。
闘病中は、かなりきつかったらしく、
「こんなことになるなら、タバコやめたら良かった」
と後悔していたそうです。
あたしの母も二ヵ月前に肺ガンで、最後は肺にあまり空気が入らず、モルヒネを点滴して最後には眠るように亡くなりました。
肺が苦しい為、ほとんど会話が出来なくて癌と宣告されてから一年後の事でした。今でも最後の顔を思い出すたびに苦しくて。
まだまだ、母としたかった事沢山あったのにくやしくてたまりません。
表面的には痩せもせず元気そうだったのですが、カラダの中は
ボロボロだったそうです。
モルヒネを増量して眠らせるまでの2時間。本当に苦しんでいました。
何度も何度も舌を噛み切ろうとして、口の中は血だらけでした。
父の『殺せ!頼むから、殺してくれ!!!』という言葉が
今でも頭から離れません。。。
他にも下記のサイトで癌患者や家族の苦しみ、励まし、不安などがが見れると思います。
肺がんの発症については喫煙者は非喫煙者の約5倍となっています。
癌掲示板
PC
http://www.gankeijiban.com/
モバイル
http://www.gankeijiban.com/i/
[戻る]